【事務所経営関係】サブスクリプション

１．はじめに

執筆者は、正真正銘の弁護士なのですが、さすがに毎回法律や通達・紛争関係のことを書いていくと、書く方も慎重になりますし、読むほうもたいへんですよね。

そこで、今回は最近自分が利用したサービスから、顧問弁護士の重要性について無理やり説明していきたいと思います。

２．最近利用したサービス

小さなお子さんから、中学・高校生くらいまででしょうか。2017年に任天堂が発売したニンテンドースイッチというコンソールゲーム機が大人気です。

その中でも、世界的に最も売れているソフトは、「マリオカート」だそうです。

子どもの当時にスーパーファミコンのある家にみんなで行って対戦したあの「マリオカート」から30年くらいでしょうか。

現在は「マリオカート８　デラックス」というソフトが最新であるようです。

現在のマリオカートの売りの一つが、世界のプレイヤーと対戦できることです。家の中から世界中のプレイヤーと対戦できるわけですから、考えるだけでワクワクしますよね。

ネットワーク対戦を行うためには、マリオカートのソフトとは別に、任天堂が提供する、ニンテンドーオンラインというサービスに加入する必要があります。

月ごとなどもありますが、家族で利用する場合は、ファミリープラン（1年契約）が現実的です。

年額4500円で、8アカウントまでネットワーク対戦ができます。

我が家もこれに加入していました。

他方、このプランには、アップグレード版があり、

年額8900円で、上記プランにはついていないダウンロードコンテンツ（店で売っているようなソフトに、追加して遊ぶ、ダウンロード専用の追加コンテンツのこと）を遊べるようになる、その他おまけもつきます、というものです。

先日、このアップグレード版のネットワークサービスに加入している方は、その加入期間において

ダウンロードコンテンツである、マリオカートの追加コースが遊べる、ということになりました。

マリオカートの追加コースは、ダウンロードコンテンツとして2500円程度で売られているようです。

任天堂としては、おそらく、他の様々なダウンロードコンテンツについても、このように、サブスクリプション方式でコンテンツを追加していくのではないかと考えています。

というのも、ダウンロードコンテンツを充実させることで、アップグレード版の価格に割安感が出ますし、「ダウンロードコンテンツがでても、サブスクリプションで遊べるだろう」と予想がつけば、消費者がソフトの購入にも積極的になるだろうからです。

オンライン対戦が楽しいという方は、長くオンラインサービスを継続するでしょうから、ダウンロードコンテンツ目当てで、アップグレードを行う方が増えれば、長いこと定額の収入が確保できることでしょう。

消費者も、多くのダウンロードコンテンツを遊ぶことができますし、ダウンロードコンテンツがあるソフトのパッケージ版を別途中古で購入するなど財布と相談しつつコンテンツを遊びつくすことができます。

我が家も、子どもたちからのマリオカートの追加コースをやりたいという要望に応えて、このアップグレード版を契約することにしました。

３．顧問業務との共通点

当事務所が提供しているサービスの一つとして、顧問業務がありますが、

これも上記のネットワークサービスのアップグレード版に似たところがあります。

弁護士は、継続して多くの企業の案件を扱いますから、その扱った内容に関連する部分はもちろん、法改正等に合わせて知識がアップデートされていきます。

顧問契約を行っている会社は、常にアップデートする弁護士の知識に、いつでもアクセスすることができるということです。

各会社が、社長及び担当者の努力により、一つ一つのアップデートを試みることもよいですが、効率的に時間や労働力を配分する意味では、社長や担当者が2時間なり悩んで調べて、結局不安を持ちながら業務を行うよりも、日ごろからアップデートしているコンテンツとしての弁護士にアクセスして、自社に合わせた展開をしてもらう方が結果として効率的であると思います。

また、費用の面でも各担当者の時間と労力の節約を考えればむしろプラスであると考えます。

４．まとめ

上記のように、

このダウンロードコンテンツを買うか買わないかなやむなぁ、というゲームプレイヤーのみなさんには、オンラインサービスのアップグレード版がお勧めですし、

社長や担当者が悩みながら仕事をされている会社の皆様には、顧問契約による業務改善が有用です。（法務パートナー）

直近の2か月で、3社ほどから新たに顧問契約の依頼をされており、顧問契約の便利さに気づかれた社長さんが増えているように感じています。